粉体移送のホース選びで失敗すると、詰まり・摩耗・静電気・粉漏れが起きてしまいます。

本記事では粉体移送に適したホースの選び方を

「耐摩耗・帯電防止・内面性」の3つのチェックポイントでわかりやすく解説ていきます。

この記事でわかること

  • 粉体移送ホースで「詰まり・摩耗・静電気」が起きる理由
  • 失敗しないホース選びの3つの基準(耐摩耗・帯電防止・内面性)
  • 自社の粉体に合うか、相性を確認する方法

粉体移送で「ホース選び」が大切な理由

粉体(粉・粒)は、液体と違い、移送方法が難しい場合が多くあります。

  • 流れにくい(詰まりやすい)
  • こすれて減る(ホースが摩耗しやすい)
  • 静電気が起きやすい(粉がくっつく)
  • 少しの隙間から漏れる(粉漏れ・飛散)

つまり、移送に使用するホースが合っていないと…

  • 移送量が落ちる
  • 詰まりで停止する
  • ホース交換が頻発する

という、現場での非効率が生まれてしまいます。

粉体移送ホースは、粉をエアや真空(吸引)で運ぶ配管の一部です。

特に、粉体の吸引・圧送に使用するホースは、負担が大きいため、

選定する際にはポイントを押さえておくことをおすすめします。

粉体移送に適したホース「3つの選び方」

ここからが本題です。

粉体移送に適したホースの選定チェックポイントはたくさんあるものの、

ここでは初心者でも選定で失敗しにくい3つのチェックポイントを書いていきますね。

① 耐摩耗性(すり減りに強いか)

粉はホース内壁にぶつかりながら進みます。

特に以下の粉体は、ホース内部が削れやすい特徴があります。

  • 砂糖・塩(結晶が硬い粉体)
  • 樹脂ペレット、マスターバッチ
  • 金属粉・鉱物粉

耐摩耗性が弱いホースでは、粉がホースの内側をこすり続けて、ホースの内面が少しずつ削れて薄くなります。

このとき、削れたホースのかけらが粉に混ざる(コンタミ=異物混入)懸念があり、

さらに摩耗が進むと、最悪の場合は粉漏れやホースの穴あきにつながることもあります。

✔ポイント

  • 耐摩耗タイプのホース材質(例:ゴム系、耐摩耗PVC等)
  • 曲がり(エルボ)付近は特に注意が必要

② 帯電防止(静電気対策)

粉はこすれると静電気が発生し、ホース内に付着します。

その結果…

  • 粉がホースにくっつく
  • ダマができる
  • 詰まりやすくなる

さらに粉体の種類や環境によっては、静電気が点火源となり、粉じん爆発につながる可能性もゼロではありません。

可燃性粉体を扱う場合は、帯電防止ホースの採用やアース(接地)などの対策が重要です。

✔ポイント

  • 制電・導電ホースを選ぶ
  • アース(接地)できる構造にする(導電糸が入っていてアースクリップを付けられるホースもあります)

③ 内面のなめらかさ(粉が引っかからないか)

ホース内面に継ぎ目・段差・スパイラル補強の凹凸があると、粉体が引っかかりやすくなり、残留や堆積の原因になります。

ホースの中に粉が残ると、

  • ホース内で粉体がダマになりやすくなる
  • ホース内で粉体の通り道が少なくなり、流量が落ちる
  • 食品や薬品など、粉体によっては不衛生な環境となる

ホースの種類として、つぶれ防止のスパイラル補強などで内面に凹凸があるタイプもあるため、

内面のなめらかさは意外と重要なポイントです。

✔ポイント

  • 内面が平滑(つるつる)
  • 食品や薬品の移送なら「洗える」「残りにくい」事が重要

さらに細かくチェックするなら

上記に記載した3つの大きなポイントの他に、さらに細かくチェックを行うなら

こちらも併せてチェックすると良いかもしれません。

  • 曲げやすさ(取り回し)
  • 吸引/圧送の適合(つぶれ・耐圧)
  • 温度、耐薬品性
  • 食品/薬品グレード

これらは扱う粉体や使用環境によって重要度が変わるため、導入前に使用条件を整理して確認しておくと安心です。

まとめ:粉体移送ホースは「摩耗」「静電気」「内面」で決まる

粉体移送に適したホース選びは、以下がポイントです。

  • 耐摩耗性:削れ、コンタミ対策
  • 帯電防止:付着、詰まり対策
  • 内面平滑:残留、詰まり、衛生対策

そのうえで、必要に応じて

「曲げやすさ」「耐圧・耐負圧」「温度・耐薬品性」「衛生グレード」も確認すると、より失敗しにくくなります。

実際の移送状態を確認する方法

ここまで粉体移送ホースの選び方を解説してきましたが、

実際は粉体の種類によって

「詰まりやすさ」「付着のしやすさ」「摩耗の度合い」が大きく変わります。

そのため、カタログスペックだけで選定を行うと現場でトラブルになる事も少なくありません。

そこでオススメなのが、導入前に実際の粉体で移送状態を確認できる「粉体移送テスト」です。

エイチツーでは、お客様の粉体をお預かりし、

実際の粉体で移送テストを実施することで、ホースや移送方式との相性を事前に確認する事が可能です。

あなたの現場で取り扱っている粉体をエイチツーにお送りいただければ、

エイチツーにて移送テストを行い、最適なホース・移送方式の検討にお役立ていただけます。

  • まずは粉体が移送できるかだけでも知りたい
  • 現場に移送テストを行う環境が無い
  • 粉体がホースの中でどのような状態になるのかが知りたい

など、「まずはお試し!」感覚でご利用くださいませ。

粉体の種類や現場条件をヒアリングしたうえでテスト内容をご提案できますので、気軽にご相談ください。

↓粉体移送テストのご相談はコチラ↓